D・W・Wの暗黒ブログ伝説


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暗黒!三国志第二十八話アップ。

 暗黒!三国志二十八話、吹きすさぶ狂風をアップしました。



 さて、今回は夷陵の戦いと劉備の死です。
 言うまでもなくこれは劉備の死の遠因となった戦いであり、江東(呉)の勝利に終わった局地戦ですが、色々と不可解な点がある戦闘です。

 一般的に知られている経緯は、以下の通り。


 劉備軍は大軍を起こして、荊州に攻め込んだ。最初は有利だったが、戦線が伸びきった所を陸遜の火計に遭い、壊滅。以降、荊州は呉の領土となった。

 まず第一に不可解なのは、劉備が愚将だというのなら、なぜ正面切って陸遜が迎撃しなかったか、と言うことです。
 この当時の益州および漢中の人口は百万弱。それに対して、呉の人口は軽く二百万を越えています。様々な資料から、劉備軍四万に対して、呉軍は最低でも五万以上というのが定説となっています。三国志演義では劉備軍75万とか噴いていますが、あり得ません。
 陸遜は言うまでもなく、三国志の時代でも十本の指に入る名将です。もしも劉備がそんなアホで無能だったのなら、正面から迎え撃って一気に叩きつぶしていることでしょう。
 しかし実際にはかなり荊州の奥まで追い込まれ、異常乾燥した気候に助けられて火計を行い、運にも助けられてようやく勝っている状況です。このことからだけでも、劉備が実際には相当な戦上手であったことが分かります。よく言われる、陸遜が劉備を一蹴したというような説は、ありえないといえるでしょう。

 更に撤退した劉備が逃げ込んだ白帝城ですが、此処になぜか陸遜は追撃を掛けていません。(かけるべきだという提案はあったが、退けている)
 これは、実際には荊州の北部を抑えていた魏軍を警戒していたという説がありますが(この説に説得力を与えているのは、直後に曹丕が大規模?な侵攻を書けていると言うこと)、様々な書物では、劉備軍の生き残りは数百人だったとか景気の良い話が書かれていて、それだったら少数の奇襲部隊で充分に劉備を討ち取れたでしょう。それどころか、曹操軍を抑えた上で、成都にも進撃を出来たのは間違いない所です。演義では、諸葛亮が作ったスーパーアイテム「石兵八陣」で陸遜を追い払ったりしていますが、まあそんな事はあり得ません。

 というわけで。

 ・劉備軍の攻撃は凄まじく、江東の軍勢は相当な打撃を受けていた。追撃が出来なかったのは、態勢を立て直さざるを得なかったため。
 ・何らかの形で、劉備軍は住民の支持を失い、それが敗北にもつながった。
 ・火攻めにて補給線を遮断して撤退に追い込んだが、劉備軍は継戦能力を残していた。黄権の水軍に関しては、練度が高い江東の水軍に退路を防がれ、脱出が出来なかった。
 
 以上が拙者の仮説と相成ります。

 またこの戦には、劉備軍を支えた名将が殆ど出ておらず、有名どころは馬良と王甫くらいというのも気になります。(まあ、張飛が生きていたら彼が指揮を執ったのでしょうが)その辺も、今回の話には含めてみました。
 さてさて、巧く書けましたかどうか。
 気になる所です。



 さて、次は暗黒!三国志二十九話です。
 いよいよ北伐が開始されます。
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by dwwyakata | 2010-10-02 23:17 | 更新報告! | Trackback | Comments(0)
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