D・W・Wの暗黒ブログ伝説


D・W・Wの館で公開した作品の後書きを主に綴った、暗黒ブログでござる! ツイッター開始しました。アカウント「dwwyakata」です。
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D・W・Wの暗黒後書伝説! 暗黒サモンナイト、その1

 D・W・Wの暗黒後書伝説第一弾! 栄えあるトップバッターは、今でも個人的に感慨深い作品である、「暗黒!サモンナイト」を何回かに分けてお送りしますぞ。

 



さて、サモンナイトについて軽く説明しますかな。バンプレスト社から発売されたシミュレーションRPGであるこの作品は、いわゆるローファンタジーに属し、平凡だった高校生がリィンバウムという異世界に召喚されて、其方でさまざまな事件に巻き込まれていく、という話になっております。(注1.一作目のみ。 二作目以降はリィンバウム人が主人公で、地球人は脇役程度にしか出てきません)現在同社から本編3作が発売され、その他にも外伝、ゲームボーイなどに何作かが出ていて、多くの固定ファンを持つ作品でござる。作品が古くなれば成る程設定がリアルでシビアになるのが特徴ですかな。また、いわゆる同人系の人気が高い作品でもあり、ネットを探すと数多くの作品を見つける事が出来ますぞ。
 第一回の今回は、いわゆるキャラクターメイキングから始めましょうぞ。
 サモンナイト第一作の主人公は選択式で、男子二人の女子二人から一人を選ぶのでござる。男子はバスケ部所属の熱血漢ハヤト君に、剣道部所属のトウヤ君。女子はバレー部のナツミさんと、生徒会所属のアヤさん。この四人の中から最初にプレイヤーが選択し、オープニングの選択肢の中でパートナーが選ばれる形式でござる。このシステムは1以降継続していて、戦闘タイプにするか魔法による後方支援タイプにするか、プレイヤーが主人公の特性を決められる辺りが嬉しい配慮ですな(育て方次第では、主人公を後方支援タイプから選んで、敢えて前線でゴリゴリに戦わせる事も可能ですとも。 わはははは)その中で選んだのは、後方支援魔法戦闘型のアヤさん。個人的に一番好きなキャラクターでござる。
 個人的にアヤさんのキャラクターを作るに当たって、注意した点はいくつかありますが、まず第一にして最重要点。「臆病で自分に自信がない」という点を重視すると言う事。
 実はこの特徴、説明書や攻略本にはまず間違いなく表記されているにもかかわらず、ネット上の小説では殆ど見かける事が出来ません。ある意味不思議な設定ですぞ。確かにゲーム本編をやってみると、アヤさんの性格が穏やかで多少毒舌家であるものの、ほぼ自信が無さそうな様子は見うけられないので(中盤以降は剛胆ですらある)それが最大の要因と思われますが。
 拙者は思いますとも。弱いというのは、大きく成長する余地があると言う事。此処が着目されていないのは本当にもったいない。
 というわけで、拙者の暗黒!サモンナイトでは、これを最大の重要点としました。なぜなら、キャラクターが作中で大きく成長していく事自体を、面白さの一つとして考えているからでござる。成長しきった主人公など、成長しない主人公と同じくらい面白くない。それが拙者の結論ですな。
 第二に、高い知性。臆病で自信が無いという設定を詰めていくうちに、此処は土台を作る事が出来たので、幸運と言えば幸運でしたな。神秘的なパワーのみで押し切るのではなく、部隊のブレインとして活躍し続けるキャラクターが書きたかったので、此処も重視しました。リーダータイプではなく、軍師タイプの主人公を書いてみたかったというのも理由の一つでござるかな。そう言う理由から、部隊自体の指揮統率をするのはあくまで他のキャラクターに任せる事を前提としていますぞ。
 第三にスタミナ。これも重要な点でござるな。
 サモンナイト1ゲーム本編を見ていて気付くのは、主人公である誓約者の圧倒的な戦闘能力。彼方此方を渡り歩いてきた実戦経験者を軽くひねったり、相手の召喚術を無力化したり、数年掛かるはずの誓約の儀式を瞬間的にすませたり。(誓約の儀式に関しては、実は主人公の特質としてサモンナイト1では重要な話の一部となっていますぞ)。強いキャラクターが好きな人にはたまらないかも知れないのでござるが、個人的にはちょっとまった。その超絶パワーを思うままに振るわれたら、パワーバランスと話自体が瓦解してしまうのでござる。特に戦闘のおもしろみを重要視している拙者にとって、他のキャラクターが手も足も出ないと言うような存在は、ボスキャラ以外にいてもらっては困るのですとも。面白い戦闘は、総合的に見て力量が接近した者同士か、相手が若干強い状態でこそ面白くなるのでござるから。そこで拙者が考えたのは、主人公のスタミナを抑える事。つまり、超絶的な力を発揮すると体力精神力を大幅に消耗するため、ここぞと言うときにしか使えない仕組みでござる。これによって、何とかバランス取りに成功したため、拙者は一息つく事が出来ました。
 ネット上の作品を見ると、サモンナイト1の四人の主人公達ばかりか、パートナーも全員登場させてしまっているものもありますが、これも同様の理由で却下。ただでさえ人外の能力を持つ者をそんなに登場させたら、話の戦闘バランスが保てません。キャラクターの交流をメインとする作品では他の誓約者を出しても大丈夫なのかも知れませんが、うちの形式ではムリ。ただの弱い者虐めを書く気はさらさらありませんが故に。と言う事で、主人公は一人に絞る事にしました。

 キャラクターとしてのアヤさんはこうして誕生しましたぞ。臆病だけれど高い知性を持ち、自信がないが故に他者の意見を良く聞き入れる。居場所がなかったからリィンバウムで出来た仲間に心を許したし、統率力がないから参謀とピンポイントでの決戦兵器としての行動に徹する。豊富な知識を持つから、安易に脊髄反射で敵の言葉を否定せず、常に共存の道を計る。そして、弱いが故に、成長の幅がある。
 原作や、ネット上の小説で良く見られるアヤさんとは少し違うかも知れませんが、それが誕生したのにはさまざまな理由があるわけです。

☆次回はライバルについて。オルドレイクとバノッサを詳細に解説していきますぞ。
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by dwwyakata | 2006-04-22 01:38 | 暗黒後書伝説! | Trackback | Comments(2)
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Commented by おか at 2006-04-23 20:55 x
D・W・Wさんの二次創作作品は原作を知らない私にとっても物語の世界を伝えてきて、とても読みやすいです。
こういう物語の骨組みがわかるとよりいっそうおもしろみが膨らんでいいですね。
Commented by dwwyakata at 2006-04-26 00:05
過分なお言葉有り難うございます。
暗黒!サモンナイトの後書きは今のところ四回か五回を予定しております。
コレが終わり次第他の作品の後書きも順次アップしていく予定です。

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