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D・W・Wのゲームレビュー!グリムグリモア1

 予告通り、グリムグリモアのレビューを今回からは掲載していきますぞ。この作品、日本一ソフトウェアのRTGと呼ばれるジャンルのゲームで、要はリアルタイムのシミュレーションゲームでござる。

 この記事は、ミクシィに掲載したものに、加筆修正したものでござるぞ。









日本一ソフトウェアといえば、かっては「クソゲーといえば日本一ソフトウェア」といわれ、「クッキングファイター好」などという伝説的な怪作を出しつつも、「マール王国の人形姫」という作品で一気に実力を開花させ、「ラ・ピュセル」という作品で充実した実力を世に示し、「魔界戦記ディスガイア」という作品でシミュレーションRPGの傑作メイカーとしての名を不動とした会社でござる。
 超絶級のスキルを誇るドット絵、やりこむ楽しみを知り尽くした構成、美麗すぎる背景、などなど。様々な強みを持つ会社でござったが、ここしばらくは傑作から遠のいていた印象がござった。「ディスガイア」があまりにも傑作すぎたため、それを超える作品をなかなか出せなかったというのが実情でござろうな。パソコンメーカーと提携してみたり、サウンドノベル作品を出したりと独創的な試みをしているあたり、ヒットに胡座をかかない挑戦的な姿勢を保つメーカーとして、拙者が好きなゲーム会社の一つでござる。それだけに、ここしばらくの不振は残念で、何かまた独創的な作品を出してくれないか、期待していたところでござった。
 そこで販売されたのがこの作品。 グリムグリモアでござった。 
 ある日主人公は見習いの魔法使いとして、魔法使いの学校である塔へ入学する。何もかもが珍しく、奇人変人揃いの先生や生徒の中でもまれながらも、充実した時を過ごす。しかし入学して五日目、魔王の復活を目にし、なすすべもなく殺されてしまう。そして気がつくと、入学当初の五日前に戻っていた。経験はそのままあるが、人々の記憶や知識など、すべては元にもどってしまっている。主人公は混乱しつつも、事態を打開するため、東奔西走する、というものでござる。
 ライトノベルなどによく見られる日本式ファンタジーよりもむしろ指輪物語やハリーポッターなどの西洋式のファンタジーを意識した作り、リアルタイムの戦略性が極めて高い戦闘システムなどなど、なかなかの内容でござる。中断セーブが欲しいところでござったが、それもあまり気になりませぬな。基本は陣地を作って味方を召還、敵の陣地を攻略していくというもので、弱い味方にもそれぞれ役割があり、相性差によって戦力差をひっくり返せるなど、かなりやりごたえがありますぞ。
繰り返される時間の中で打開策を図るというこの作品。なんと、最初の五日間はすべてチュートリアルでござる。「初心者対策は万全だぜ!」というパッケージに書いてあることを制作会社が実行した結果こうなったのは想像できますが、チュートリアルといってもシナリオ面でも人間関係の対立も丁寧に見せており、作りとしては十分。また、チュートリアルというだけあり、このゲームの基本的な戦略戦術はここで理解することができ、なおかつドラゴン以外のオーソドックスな使い魔はすべてさわることができますぞ。
 竜に乗ったヒロインが、学舎に到着するところから話はスタート。最初の授業はこのゲームでもっとも重要なマナ(魔力)の収集から、というのが心憎い。それにしても、こんなにひげがすてきな校長先生は久しぶりだ。会話の時には立ち絵が表示され、それが感情や会話によって微妙に動くのでござるが、これが非常によくできている。とても美しいし、動きもなめらか。実にすばらしい。ヒロインは非常に真面目で常識的な女の子でござるが、実に挙動が自然。思えば日本一ソフトウェアの出世作である「マール王国の人形姫」でも、ヒロインはごくまともな女の子でござった。懐かしい。
 基本的にこのゲームの流れは、「マナを集める」「それを使って陣地を強化」「フハハハハハハ! 出でよ下僕ども! という感じでげぼくどもを呼び出す」「そいつらをこき使って敵を蹂躙する」という形になっており、マナの収集は基礎にしてもっとも重要な作業でござる。ヒロインであるリレ様にこき使われる下僕は四種類の属性に別れていて、それぞれが最下級から最上級まで四種類ずつ。で、マナの収穫は最下級の下僕の仕事になりますな。
 マナの収穫はマップ内に配置されている「クリスタル」というものから行うのでござるが、クリスタルから収穫したマナをそれぞれの属性にあった召還魔法陣に搬送する必要があり、最下級のげぼくは当然弱いので、支配圏でなければ無理。ただ、この搬送作業は命令さえすれば全部オートでやってくれることがチュートリアルで丁寧に説明されるので、問題なし。(ただし、敵が防衛線を突破してきても、対処はしない)それ以降もゲーム中で重要な作業は、全部チュートリアルで学習することができますぞ。
 人間関係も説明されるのでござるが、生徒は生徒で、先生は先生で何かしらの火種を抱えているあたりが微妙にリアル。にしても降霊術のオパールネラ先生と、錬金術のアマレット嬢。年頃の子供が結構いる学舎で、そんな扇情的な格好はやめなさいっ。さらに学舎である塔がもと 魔 王 の 城 だっただけあり、学園は危険がてんこ盛り。入ったら何が起こるかわからない部屋とかもあるほか、夜外をほっつき歩いただけでぶっ殺される危険があるなど、実にナイス。また、使い魔をつれている生徒も多いのでござるが、蛙を常時頭に乗せている女の子もいる。頭を洗うのが大変そうですなっ!しかも結構重そうな蛙なので、首もよく鍛えられるに違いないっ!
 システム面がだいたい学べたところで浮上する問題も。戦闘マップは長期戦になると三十分くらいかかるのでござるが、中断セーブができないのは痛い。社会人になってから小刻みに時間を使用することを意識するようになってから、こういう工夫にはどうしても目がいってしまう。ゲームを再開したら消えるような仕様でもいいので、中断セーブは入れて欲しかった。出社前とかにやるときは、敵よりもむしろ時間との勝負になるので、どきどきでござるぞ。また、味方の大部隊を運用しにくいほか、ちょっと目を離すと味方が敵に突出しやすいため、目が離せない。神経をすり減らすことが若干多いですな。もう少し味方を複数選択するシステムには工夫が欲しかったですなあ。
 ゲーム内の時間で開始五日目、魔王が復活。わらわら現れる魔王のげぼくを必死に食い止めることがチュートリアルの最後となりますぞ。しかし雑魚との戦いに勝っても、直接乗り込んできた魔王には勝てず、あえなくリレ様は戦場の露。いきなり最初の日に戻され、唖然とするところで一週目の五日間終わり。寝間着姿のリレ様は混乱しつつも事態打開へ動き始めるのでござるが、学習能力も観察力も高く、これからの動きに期待がかかるところでござる。
 全体的には、無難な作り。ただ若干話が短そうなのが不安でござるな。システム的にはよくできていて、操作になれる頃にはだいたい戦闘のこつも理解もできるようなほどよい仕上がり。そして二日目からは、驚くべき展開が待っている!

 次回、グリムグリモアレビュー2でござる。刮目してお待ちくだされ。
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by dwwyakata | 2007-06-29 18:56 | ゲーム万歳! | Trackback | Comments(0)
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